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サステナブルビジネスが生み出す新しい可能性 — SEETHLIVERが切り拓く未来の選択肢

私たち株式会社SUSTAINABLE JAPANは、代表 東濵の「未来の子どもたちのために、きれいな海を残したい」という強い想いのもと、海洋ゴミ問題の解決に取り組んでいます。2019年の創業以来、環境保全を軸に持続可能な社会の実現を目指し、数々の挑戦を重ねてきました。今回は、私たちが開発した用排水路浮遊ゴミ回収機「SEETHLIVER(シースリバー)」を通じて見えてきた、サステナブルビジネスの新しい可能性についてお話しさせてください。

未来の子供達のために綺麗な海を遺す

「海を守る」というビジョンがすべての原点

世界では毎年800万トン以上のプラスチックごみが海に流れ込んでいるといわれています。このままでは、2050年には海の中のプラスチックの量が魚の量を超えるとも予測されています(出典:国連環境計画(UNEP))。


しかし、多くの方が見落としている事実があります。それは、海に漂うゴミの約8割が、私たちの街から流れ出ているということ。つまり、街での対策こそが、海を守るための鍵なのです。



私たちが開発した「SEETHLIVER(シースリバー)」とは?

この事実に向き合った私たちは、海に流れる前の“街中”でゴミを食い止めることを目的とし、独自に開発したのが「SEETHLIVER(シースリバー)」です。

SEETHLIVER,シースリバー

SEETHLIVERは、農業用の用排水路や都市部の水路に設置することで、流れてくる浮遊ゴミを効率的に回収する機器です。特に、日本独自の課題である「被覆肥料(※1)の殻」なども対象にし、日常生活と農業活動が生み出すプラスチックごみの流出を防ぎます。


※1:被覆肥料…肥料成分をプラスチック製の膜で覆い、長時間にわたり成分を供給できる農業資材。使用後の膜が水路に流れ込み、海へと到達することが問題視されています。



「経済性ゼロ」の製品に取り組むという覚悟」

正直に言うと、SEETHLIVERは私たちにとって「利益を生まない製品」です。回収したゴミが売れるわけではなく、直接的な収益にはつながりません。それでも、私たちはこの装置を作ることを選びました。なぜなら、未来の地球にとって必要だからです。


事業として続けていくためには、収益性のある事業と両立しながら、社会的価値を生む活動に力を注ぐ必要があります。そこで、私たちはSEETHLIVERを軸に、共に環境課題に取り組む企業様と連携し、スポンサーシップや協賛という形でサポートを受けながら、設置・運用を進めています。



SEETHLIVERが生み出す「社会的価値」

私たちはSEETHLIVERを通じて、単にゴミを回収するだけでなく、以下のような社会的価値を生み出すことができると考えています。


1. 海洋ゴミの源流対策

街の水路から海へとつながるゴミの「発生源」にアプローチすることで、根本的な解決が可能になります。まさに「川上の対策」です。


2. 教育・啓発への活用

SEETHLIVERは、学校や自治体との協力を通じて、環境教育の教材としても活用されています。子どもたちが自分の住む地域の水路のゴミを目の当たりにし、環境問題を“自分ごと”として捉えるきっかけになります。


3. ESG・SDGs経営の支援

企業がSEETHLIVERの導入や支援を通じて、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGsの取り組みを実践することが可能です。


実際の導入事例:農業現場との連携

ある農業地域では、用排水路に設置されたSEETHLIVERが、数ヶ月で数十キロの被覆肥料膜を回収しました。この地域では、「農業が環境に悪いことをしている」という偏見を払拭しようと、地元の農家さんが農水省の交付金をかつようし自ら設置を申し出てくださいました。


このように、私たちの技術が地域の課題解決と信頼構築につながっているのは、大きな手応えを感じています。

農業

サステナブルビジネスの未来

サステナブルビジネスとは、「売れる商品をつくる」ことだけではなく、「必要なことをやる」という視点で成り立つものだと、私たちは考えています。そして、こうした取り組みには、社会の後押しが不可欠です。


私たちは、環境省や地方自治体、企業、教育機関といったパートナーと共に、サステナブルな社会の実現を加速させていきます。



今後の展望と皆様へのお願い

現在、私たちは全国各地でのSEETHLIVER設置を進めるため、協力してくださる企業様、自治体、農業団体、教育機関を募集しています。海洋ごみ問題に本気で取り組みたいとお考えの方は、ぜひお声かけください。


また、今後は回収データを活用したAI解析や、マイクロプラスチックの分離技術との連携も視野に入れ、さらに高精度なゴミ回収・分析システムへと進化させていきたいと考えています。



私たち株式会社SUSTAINABLE JAPANは、利益よりも先に“地球の未来”を優先した選択をし続けてきました。SEETHLIVERの開発と導入は、その代表的な取り組みです。


今後も、私たちは「街から始める海の保全」を軸に、環境と経済の両立を図るサステナブルビジネスの可能性を広げていきます。


未来の子どもたちに、美しい海と誇れる選択を残すために──。


詳細・導入のご相談はこちらから


株式会社SUSTAINABLE JAPAN

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​SEETHLIVER(シースリバー)製造メーカー

​SEABIN(シービン)国内販売代理店

​株式会社SUSTAINABLE JAPAN

熊本県熊本市中央区新市街13番10号

TEL:050-3196-4731

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